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MOS資格って取るの恥ずかしいことなのかな?

インターネット上では「MOS資格は恥ずかしい」という意見を見かけることがあります。

Microsoft Office Specialist(MOS)資格は、マイクロソフト社が認定する国際的な資格試験ですが、なぜこのような意見が存在するのでしょうか。

本記事ではそう感じる人々の心理・その対処法と、資格の実際の位置づけについて紹介します。

MOS資格が恥ずかしいと感じられる理由3つ

  • 取得が比較的容易で差別化にならない
  • 実務経験の方が重要視される
  • 費用対効果に疑問を持つ人もいる

こういった意見が見られました。

あくまで基礎的というイメージがあるから

MOS資格はWord、Excel、PowerPointなどのOfficeソフトの操作スキルを証明する資格です。

これらのソフトは多くの職場で日常的に使用されているため、

わざわざ資格を取るまでもないんじゃないの?

このように考える人がいます。

実際に取得した人は就職活動で話したときに「フーン」くらいで終わってしまって、鼻で笑われて終わりだったそうです。

資格だからと言っても基礎レベルだし誰でも取れるんじゃないの?みたいなイメージが大きそうです。

特に若い世代やIT関連の職種では、Office操作はできて当然という認識が強い傾向があります。

スマホを持っている人は多くても、パソコンは家にないということからパソコン操作に慣れていない人もいるので当たり前ではありませんよね。

資格の難易度に関する認識が易しく思われているから

MOS資格は、他のIT系資格と比較して、取得しやすいという印象を持たれることがあります。

    • 基本情報技術者試験
    • 応用情報技術者試験
    • 情報処理安全確保支援士

これらの資格はITのエンジニアが持っていると重宝される資格で、数週間で合格するような簡単なものではありません。

このため、簡単な資格を持っていることをアピールするのは恥ずかしいと感じる人もいるようです。

SNSでの否定的な意見の影響

SNSやネット掲示板では、MOS資格に対して否定的な意見が目立つことがあります。

  • 誰でもできることだし意味がない
  • 資格を取るだけお金の無駄

こういった声を目にすることで、資格保有者が自信を失ってしまうケースも。

大体はMOS資格のことをわかっていない方が言っている噂程度のものです。

実際のMOS資格の位置づけについて

公式な認定資格としての価値がある

MOS資格は、マイクロソフト社が公式に認定する資格です。

  • Word・Excelの基本操作ができて独学でも合格しやすい一般レベル
  • マクロを組んだり、差し込み印刷などができる応用レベル

上記の2種があり世界共通の認定証が発行され、履歴書に記載できる正式な資格として認められています。

特に応用レベルの資格は事務職を目指している人は持っていると勉強ができることのアピールができますね。

求人で評価してくれる企業はある

実際の求人情報を見ると、事務職や営業職などでMOS資格を歓迎・優遇と評価してくれる企業は存在しているようです。

資格は持っているのが良いのではなく、取得できるまでの学びの過程を得て形にしているところが良いと言えます。

必須条件ではないケースが多いものの、保有していることがプラスに評価される場合があるのです。

スキルの客観的な証明になる

MOS資格は転職活動でスキルを具体的に示す材料の一つとなり得ます。

転職時に必要なパソコンスキルがあると言っても、「ExcelやWordがどのくらい使えますか?」と聞かれた時に説明するのが難しいですよね。

Excelが使えるという自己申告は主観的ですが、MOS資格は客観的なスキルレベルの証明となります。

MOS資格を意味のある資格にするために、恥ずかしく思わないようにする対処法3点

  • 体系的に学習したことの証明になる
  • 転職時のスキル証明として活用できる
  • 自己啓発への意欲を示せる

これらの肯定的な意見があるのも確かです。

ここからは恥ずかしいと思ってしまう時の対処法について紹介していきます。

資格の位置づけを明確にする

MOS資格は基礎的なITスキルの証明として位置づけることができます。

上級の専門資格ではありませんが、基本的なスキルを体系的に学んだ証として価値があります。

資格記入欄に何もないことよりは合った方が良いです。

文脈に応じた伝え方

MOS資格を持っていることを書くまたは伝える時は、取得した目的を付け加えるのがオススメです!

例えば履歴書や面接では、単に「MOS資格保有」と書くだけでなく、

「業務効率化のためにOfficeスキルを体系的に学習」など、

取得の目的や活用方法と併せて伝えることで前向きな印象を与えることができます。

私自身も資格を持っていることについては目的を持って、取得したことを伝えていました。

最初は持っていることだけを伝えたのですが面接官の反応はイマイチでしたね…。

目的を持っていることを伝えるようにしたら、それで話題が増えて面接が盛り上がって選考に通過することもありました。

他のスキルとの組み合わせを伝える

MOS資格単独ではなく、他の専門知識や経験と組み合わせてアピールすることで、総合的なスキルセットの一部として位置づけることができます。

私は限られた日数で学習を行って取得したことと、資格を得る過程で学んだことを活かして業務に取り組んで成果を残したとアピールして転職に成功しました。

ぜひ伝え方については参考にしてみてください。

まとめ: MOS資格を恥ずかしく思う必要はない

今回はMOS資格が恥ずかしいと感じる人々の心理・その対処法と、資格の実際の位置づけについて紹介しました。

インターネット上では否定的な意見も見られますが、一方で実際の求人で評価される場合もあります。

また、継続的な学習姿勢の一環として捉えれば自己成長の証としての意味も持ちます。

重要なのは資格そのものよりも、資格を得てからそれをどう活用するかが大事になってきます。

他人の評価に振り回されることなく、自分のキャリア形成に必要かどうかを冷静に判断することが大切ですね。