日常生活の中で、つい口にしてしまって後悔するセリフってありますよね。

言った瞬間に場が白けてしまって「やってしまった…」と顔が赤くなるような言葉。

この記事では、日常生活でつい使ってしまいがちな恥ずかしいセリフ20個を場面別にまとめて、それが恥ずかしいと感じられる理由とそれらの言い換えについて解説していきます。

目次 [ close ]
  1. 職場・ビジネスシーンでの恥ずかしいセリフ5選
    1. 1.「私、完璧主義なんです」
    2. 2.「私の時代は〜」「最近の若い子は〜」
    3. 3.「忙しいアピール」系のセリフ
    4. 4.「給料安いけどやりがいはある」
    5. 5.「これくらい常識でしょ」
  2. SNS・ネット上での恥ずかしいセリフ5選
    1. 6.「〜なう」「〜わず」
    2. 7.過度な自虐ネタ
    3. 8.「リア充爆発しろ」系の発言
    4. 9.「〜って言ったら怒る?」
    5. 10.「私、サバサバしてるから」
  3. 恋愛・プライベートでの恥ずかしいセリフ5選
    1. 11.「運命の出会い」「ビビッときた」
    2. 12.「俺/私についてこい」系の発言
    3. 13.元カレ・元カノの話を頻繁にする
    4. 14.「君は特別だから」
    5. 15.「友達でいよう」からの急な告白
  4. アニメ・ゲーム由来の恥ずかしいセリフ5選
    1. 16.厨二病的なセリフ
    2. 17.「〜ですぞ」「〜でござる」などの語尾
    3. 18.必殺技や決め台詞の引用
    4. 19.「覚醒した」「本気を出す」
    5. 20.「〜は俺の嫁」
  5. なぜこれらのセリフが恥ずかしいのか
    1. 自意識過剰に見える
    2. 時代や場所にそぐわない
    3. 相手への配慮が欠けている
  6. 恥ずかしいセリフを避けるための対策4つ
    1. 発言前に一呼吸置くこと
    2. 客観的な視点を持つこと
    3. 素直でシンプルな表現を心がける
    4. 相手の反応を観察する
  7. まとめ: 恥ずかしいセリフは意識しないと使いがちなので言い換えられるようにしよう

職場・ビジネスシーンでの恥ずかしいセリフ5選

1.「私、完璧主義なんです」

例文:「私、完璧主義なんです。だから資料のフォントが1つでも違うと気になって仕事が進まないんですよね〜」

自己紹介や面接でよく聞くこのセリフ。

本人は真面目さをアピールしているつもりでも、周りからは「扱いづらそう」「自己評価が高すぎる」と思われがちです。

もし失敗した場合、言い訳のために使っていたのかな?と評価が逆に低くなるかもしれません。

就活で完璧主義について言ってしまう人は言い換えられるように気をつけましょう!

言い換え例:「細かいところまで気になってしまう性格です」「丁寧に仕事を進めることを心がけています」

2.「私の時代は〜」「最近の若い子は〜」

例文:「私の時代は残業するのが当たり前だったけど、最近の若い子はすぐ帰っちゃうよね。根性がないというか…」

若い人の方が効率を重視してしまうので、ギャップに悩んでしまってどうしても納得できない時ってありますよね。

年齢を重ねるとつい言ってしまいがちなセリフ。

これを言った瞬間に「老害」認定されてしまうリスクがあります。

上司や先輩としてアドバイスとして伝えるときは、「あくまで一つの手段として」という風に言い換えると良いでしょう。

言い換え例:「私の経験では〜」「一つの方法として〜」

3.「忙しいアピール」系のセリフ

例文:「いやー、今週も3時間睡眠が続いてて。昨日も会社に泊まったし、もう限界ですわ〜。でも俺がいないと回らないからさ〜」

忙しさを自慢げに話すのも痛いセリフの代表格。

周りからは「時間管理ができない人」と思われる可能性があります。

また、忙しい現場では自分だけが大変だという意味を感じさせてしまうのでその場で言うのはオススメしません。

どうしても気持ちを聞いてほしい時は関係ない親しい人などに言うのがオススメです。

言い換え例:「今週はタスクが重なって大変でした」「効率的に進める方法を模索します!」

4.「給料安いけどやりがいはある」

例文:「うちの会社、給料は安いけどやりがいはあるんだよね〜。お金じゃない価値があるっていうか」

自分に言い聞かせているような発言は、聞いている方も反応に困ります。

お金のワードは言わないで他の部分だけを強調して言ったほうが良いと言えます。

言い換え例:「仕事内容には満足」「スキルアップできる環境なんだよね」

5.「これくらい常識でしょ」

例文:「え、VLOOKUP関数も知らないの?これくらい常識でしょ。社会人として恥ずかしくない?」

知識をひけらかすような発言は、相手を見下している印象を与えます。

それ言わなくてよくない?というような言い方なのでそのような高圧的に伝えるのはNG!

自分の常識が相手の常識とは限りません。

前置きをしておいて、知らなかったら教えます!くらいのノリで言ったほうが相手も質問しやすくなります。

言い換え例:「もしかして知っているかもしれないけどVLOOKUP関数っていうのがあって、よかったら使い方を説明しますか?」

SNS・ネット上での恥ずかしいセリフ5選

6.「〜なう」「〜わず」

例文:「スタバなう!新作フラペチーノ美味しすぎてやばたにえん!」

一時期流行したTwitter用語ですが、今使うとかなり古臭い印象を与えます。

発言する場所によってはインターネットで流行っている言葉は通用しない可能性も高いです。

特に会社や目上の方と会う時は誰が聞いてもわかる言葉に置き換えましょう。

言い換え例:「スタバで新作を飲んでいます。そこの新作フラペチーノがとても美味しいです!」

7.過度な自虐ネタ

例文:「私なんてブスだし頭も悪いし、彼氏もできたことないし…生きてる価値ないよね〜あはは〜」

日本人にはよくありがちな自虐ネタ。

過度な自虐は周りを困らせるだけです。

褒めてほしいのか、否定してほしいのか分からないので聞いた相手は反応に困ってしまいます。

自虐ネタをやりがちなのが相手が褒めてくれた時です。

自分を否定する上に、相手の言ってくれた言葉を否定していることになるのでやめておきましょう。

一旦受け止めて、細かいところは置いておいて「今後も成長していきたい」ということを伝えるのが良い返し方ですね。

言い換え例:「ありがとうございます、自分としてはまだなところもあるので今後も成長していきたいです!」

8.「リア充爆発しろ」系の発言

例文:「またカップルがイチャイチャしてるよ…リア充爆発しろ!クリスマス中止のお知らせ!」

恋人がいる人への妬みが透けて見える発言は、自分の価値を下げるだけです。

聞いていた側がもしかしたら嫌な気持ちになる可能性も。

妬みというのは、羨ましいということでもあります。

相手を下げるようなことを言わずに素直に羨ましいことを口にしたほうが、聞いていた相手がもしかしたら誘ってくれるかもしれません。

逆に同じく予定がない人同士で集まって遊びの予定を誘ってみるのもいいと思います。

言い換え例:「みんな楽しそうでいいな!クリスマスの予定ないんだけどよかったら一緒に遊ばない?」

9.「〜って言ったら怒る?」

例文:「服似合ってないって言ったら怒る?」

予防線を張りながら失礼なことを言うのは、「というか、質問しながらなぜ聞いた?」と不快になります。

親しい間柄でも余計なことを言うのはよくありません。

例文では服について話していますが、これが相手に聞かれていない時だったらもっと良くないことです。

個人の意見について話す時は相手から聞かれた時のみに答えること、これが大切です。

もし言い換えをするのであれば、個人的な意見であることともっと良くなることを伝えるのが良いでしょう。

言い換え例:「個人的な意見なんだけど、別のスタイルにしたらもっと似合いそう!」

10.「私、サバサバしてるから」

例文:「私、サバサバしてるから女の子特有のネチネチした関係とか無理なんだよね〜」

自分で言う人に限って、実際はそうでもないことが多いです。

これも予防線を張っていて。相手からしたら「失礼なことを言ってしまったら許してね」と思って不快になります。

伝えたいことはサバサバしていることじゃなくてお互いにはっきりと話せるような会話ができるようになることだと思います。

言い換え例:「お互いに話し合えるような、シンプルな人間関係が好きです」

恋愛・プライベートでの恥ずかしいセリフ5選

11.「運命の出会い」「ビビッときた」

例文:「君に会った瞬間、運命を感じたんだ。これってきっと前世からの縁だよね。ビビッと電気が走ったもん」

初対面や付き合いたての頃に使うと、重い印象を与えてしまいます。

正直言うとこのセリフは相手から引かれます。

「もしかしたらスピリチュアルな人で危ない人なのかも」と危険視されるので気持ちはシンプルに伝えるのが大事です。

言い換え例:「一緒にいて楽しいです」

12.「俺/私についてこい」系の発言

例文:「俺についてくれば幸せにしてやる。余計なこと考えずに、俺だけを信じてればいいから」

昭和の恋愛ドラマのようなセリフは、現代では時代錯誤です。

俺様系の人は将来的にハラスメントをしてきそうな人として警戒されますね。

散歩後ろを歩くのが良いとか言い出したら相手の方は不快になると思います。

意識を改めて、一緒に幸せになることを伝えたほうが相手には気持ちが伝わりますよ。

言い換え例:「一緒に幸せになりたい」「お互いを大切にし合いたい」

13.元カレ・元カノの話を頻繁にする

例文:「前の彼女はもっと料理上手だったな〜。毎朝お弁当作ってくれたし。君も頑張ってみたら?」

「前の彼氏/彼女は〜だった」という比較は、聞いている側を不快にさせます。

前に交際していた人がいること自体を話すのが良くありません。

相手に命令だけして自分は何もしないのは相手もやる気になりませんよね。

例文では料理について話しましたが、もし何かしらを頑張ってほしいのであれば自分が変わることが大事です。

「一緒にやっていかない?」と伝えたら相手の人も頑張ろうと意気込んでくれる可能性があります。

言い換え例:「料理を一緒に楽しみたい」「二人で新しいレシピに挑戦しよう」

14.「君は特別だから」

例文:「今まで誰にも言ったことないんだけど、君は特別だから話すね。実は僕…」

これは誰にでも言っているのではないかと疑われやすいセリフです。

上手いことを言ってるだけなような気もしますね。

特別扱いされて喜ぶ人はいるかもしれませんが、人によっては怪しむセリフでもあります。

本心としてそういう気持ちがあるなら信頼していると言うワードに置き換えたほうが相手も安心できますよ。

言い換え例:「信頼しているから相談したい」

15.「友達でいよう」からの急な告白

例文:「ずっと友達でいようって言ったけど、やっぱり無理。好きになっちゃった。今すぐ付き合って!」

一貫性のない行動は、相手を混乱させます。

急展開すぎるので相手は困った反応になりがちです。

相手に一旦考え直してもらうことをお願いした上で告白をしたほうが良いでしょう。

言い換え例:「気持ちが変わってきた。時間をかけて考えてもらえる?」

アニメ・ゲーム由来の恥ずかしいセリフ5選

ここからはアニメ・ゲーム由来の恥ずかしいセリフを紹介します。

現実世界と二次元の世界は異なるため、周りの人から引かれてしまうこともあります。

もし癖になって話してしまっているのであれば参考にして言い換えをしてみてくださいね。

16.厨二病的なセリフ

例文:「ククク…また俺の封印された右手が疼いている…。この力を解放したら、世界が終わってしまうかもしれない…」

あまり現実で言う人は少ないかもしれませんが、現実世界で使うとかなり痛々しい印象を与えます。

言い換えをしてシンプルに調子が良いことを伝えたほうが良いでしょう。

言い換え例:「調子が良くて力が余っています」「今日は絶好調です」

17.「〜ですぞ」「〜でござる」などの語尾

例文:「参考にする巻物は拙者が作成しておいたでござる。確認をお願いするでござるよ〜」

アニメキャラクターの真似をした特殊な語尾は、日常会話では浮いてしまいます。

親しい間柄でもあなたに何かしらの問題が起きたのではないかと警戒してしまうのでやめておきましょう。

言い換え例:「参考になる資料を作成したから確認お願いね」

18.必殺技や決め台詞の引用

例文:「ここは…俺の勝ちだ!なぜなら、俺には仲間がいるからだ!みんなの力を借りて、必ず成功させてみせる!」

アニメの主人公のような熱い台詞も、現実では周囲を凍りつかせる可能性があります。

アニメと現実は異なるので変にカッコつけないほうが良いでしょう。

言い換え例:「勝つためにチームのみんなで頑張ろう!」

19.「覚醒した」「本気を出す」

例文:「ついに俺も覚醒したわ。今まで力をセーブしてたけど、これからは本気出すから見ててくれ」

現実での「覚醒」は、単に今まで怠けていただけと思われがちです。

言われた側としては「最初から本気出してほしい」と思ってしまって呆れられてしまいますよ。

ここからどうするのかを決めて伝えるだけで良いでしょう。

言い換え例:「やる気が出てきました」「これから頑張ります」

20.「〜は俺の嫁」

例文:「このキャラは俺の嫁!」

趣味として楽しむのは自由ですが、公言しすぎると引かれる可能性があります。

最低でも同じ趣味の人たちの間だけで話すと良いでしょう。

それ以外では聞かれたとしたら、好きなキャラクターではなくアニメを見ていることだけ伝えるのがベター。

細かく聞かれたら好きなキャラクターを話すくらいに留めておくのが引かれないコツです。

言い換え例:「好きなアニメです。」「そのアニメの中では、このキャラクターが好きですね」

なぜこれらのセリフが恥ずかしいのか

自意識過剰に見える

ここまで紹介したセリフは自分を特別な存在として見せようとする意識が透けて見えてしまいます。

自己評価が低かったりすると恥ずかしいと思われるようなセリフを使ってしまいがちです。

「私は他の人とは違う」というアピールが、かえって痛々しく感じられます。

時代や場所にそぐわない

流行語や若者言葉を年齢に合わない人が使ったり、プライベートな場でビジネス用語を多用したりすると、違和感を与えます。

TPOを考えない発言は、社会性の欠如を印象づけてしまいます。

せめて会社では使わずに、プライベートかつ話が通じる相手のみに使いましょう。

相手への配慮が欠けている

自慢話や自虐ネタ・過去の恋愛話などの聞いている相手の気持ちを考えていない発言は、コミュニケーション能力の低さを露呈してしまいます。

これを聞いた相手がどう感じるかというのを考えて発言をすることが大事です。

コミュニケーションは言葉のキャッチボールです。

相手が反応に困るようなセリフはキャッチボールを成り立たせないようにすることでもあるので気をつけましょう。

恥ずかしいセリフを避けるための対策4つ

発言前に一呼吸置くこと

感情的になっているときほど、恥ずかしいセリフを言いやすくなります。

話す前に一度深呼吸して、本当にその言葉を言うべきか考えましょう。

「決め台詞が言える!」と思ってもカッコつけた言葉を言わなくて大丈夫です。

シンプルに誰でもわかる言葉を伝えることが大事です。

客観的な視点を持つこと

「もし他の人がこれを言ったら、自分はどう思うか」という視点で考えてみましょう。

恥ずかしいセリフを逆に相手から言われたらびっくりすると思います。

「自分のコミュニティ内のみで流行っている言葉じゃないかな?」と疑うことも大事です。

事前に考えることで恥ずかしいセリフを避けやすくなりますよ。

素直でシンプルな表現を心がける

カッコつけようとして難しい言葉や特殊な表現を使うより、素直でシンプルな言葉の方が相手に伝わりやすいです。

特に恋愛系の言葉はドラマのようなことを言うと相当引かれます。

カッコつけようとせずに日常で使う言葉を使いましょう。

相手の反応を観察する

話している最中に相手の表情や反応を観察し、違和感を感じたらすぐに軌道修正することも大切です。

今までの対策をちゃんと意識していても、うっかり間違えて使ってしまい後悔するかもしれません。

それでも大丈夫です。

しっかり失敗を次に活かすことができればそれは失敗ではなく、成長するための必要な経験になります。

一方的な会話を展開しないように気をつけてみましょう。

まとめ: 恥ずかしいセリフは意識しないと使いがちなので言い換えられるようにしよう

今回は日常生活で恥ずかしいとされるセリフを20個紹介しました。

これらの例文を見て「自分も言ってしまったことがある…」と思った方もいるかもしれません。

しかし、過去の失敗を恥じる必要はありません。

これからのコミュニケーションに活かしていけばよいのです。

恥ずかしいセリフを避けることは、自分自身を守ることでもありますが同時に相手への思いやりでもあります。

お互いが心地よく会話できる関係を築いていきましょう。